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xID導入自治体まとめ〜事例と一緒にご紹介〜

マイナンバーカードに特化したデジタルID「xID(クロスアイディ)」は、2023年7月時点で、400を超える自治体で導入されています。さらに2022年からはマイナンバーカードを活用した自治体向け郵送DXサービス「SmartPOST」もリリースし、さまざまな自治体業務で使用されています。
現在「xID」や「SmartPOST」の活用についてご興味をお持ちいただいた自治体職員の皆さまからたくさんのご連絡をいただいておりますが、中でも多いのが他地域での活用事例やユースケースに関するお問い合わせです。
そこで本記事では、「xID」導入自治体がどのように活用しているのか、xIDと自治体がDXを推進していくにあたりどういうサポートをしているのかの事例を一部ご紹介させていただきます。


デジタル通知・郵送DXで「xID」「SmartPOST」を活用

xIDが提供する「SmartPOST」は、マイナンバーカードを保有する住民のスマホにダウンロードされた「xIDアプリ」へ、自治体からのお知らせを届けることができます。今まで住民へ紙で郵送していた通知物のデジタル化が可能になり、郵送コスト削減にもつながります。

デジタル通知・郵送DXにおける「xID」「SmartPOST」導入自治体の例

  • 静岡県御前崎市
    デジタル給付金事業において、デジタルID「xIDアプリ」 と自治体向け郵送DXサービス「SmartPOST」を活用し、住民の申請からキャッシュレスポイントの送付までをデジタル完結しました。

  • 静岡県湖西市
    マイナンバーカードを使って電子申請サービスから応募すると、対象店舗などで利用できるキャッシュレスポイントを付与する「行かない市役所チャレンジキャンペーン」において、「xID」が活用されています。

電子申請で「xID」を活用

「xID」を活用すれば、住民は自宅のパソコンやスマホ・タブレットなどオンラインからでも本人確認を伴う申請や届出を行うことができるため、住民の利便性が向上し、職員の窓口業務の負担軽減にもつながります。

電子申請における「xID」導入自治体の例

  • 石川県加賀市
    DX推進支援の一環で「xID」を活用し、助成金申請や補助金申請など139申請を電子化することができました。

  • 茨城県日立市
    保育園・認定こども園(保育部分)・家庭的保育事業所の利用申請において、「xID」を活用し本人確認をすることでオンライン申請が可能になります。

データ連携基盤で「xID」を活用

「xID」はデジタル田園都市国家構想などでも活用されるデータ連携基盤の共通IDとして利用可能です。マイナンバーカードと連携することで、より手軽に本人確認、本人認証ができるため、デジタルデータや各分野のサービスアプリケーションが「xID」を実装することで、異なる組織やサービス間のデータ連携に利用できます。

データ連携基盤における「xID」導入自治体の例

  • 香川県高松市
    「デジタル田園都市国家構想推進交付金」関連実証事業において、データ連携の共通IDとして「xID」が活用されます。

  • 宮崎県都農町
    「デジタル田園都市国家構想推進交付金」関連実証事業において、データ連携の共通IDとして「xID」が活用されます。

給付金事業で「xID」を活用

xIDは、「xIDアプリ」を活用して電子申請した住民に対して、「SmartPOST」を通して給付金をコードとして付与する「自治体向け申請・給付金事業スキーム」を提供しています。自治体は紙裁き(申請内容確認)や本人確認などの作業の効果的な改善が可能で、住民は書類の提出や窓口への訪問などの手間が省けます。

給付金事業における「xID」導入自治体の例

  • 茨城県石岡市
    購入時点で石岡市に住民票があり、かつ、マイナンバーカードを保有する市民を対象として、「いしおかデジタル商品券」を購入・利用できる事業において、「xID」が活用されています。
    詳細情報は下記の石岡市の資料をご覧ください▼
    https://www.city.ishioka.lg.jp/jgcms/admin68311/data/doc_dummy/1662184273_doc_17_0.pdf

  • 静岡県御前崎市
    マイナンバーカードとスマホを利用して電子申請した御前崎市民に、キャッシュレスポイントを付与する「デジタル応援キャンペーン」において、「xID」が活用されています。

子育てにおける「xID」活用

子育てアプリの本人確認で「xID」を活用すれば、自治体が持つ自身の出産や育児に関する情報をアプリ内で見れるようになり、住民の利便性が向上します。また「SmartPOST」を併用すれば、育児世帯のみにデジタル通知ができるため、郵送業務・窓口業務の軽減につながります。

子育てにおける「xID」導入自治体の例

  • 東京都練馬区
    区が提供する電子母子手帳アプリ「ねりますくすくアプリ」で「xID」が活用されています。「xID」で本人認証することで、乳幼児健診の結果や予防接種履歴の自動連携機能を活用することができます。

  • 岐阜県下呂市
    マイナンバーカードで公的個人認証をした住民のスマホに、乳幼児健診や就学援助の決定などの通知を「SmartPOST」を活用してデジタル化しました。

自治体と連携してDX推進

xIDは、マイナンバーカードを活用した行政DX(デジタル・トランスフォーメーション)をサポートするため、自治体とDXに関する連携協定を結んでいます。自治体業務のデジタル化、「xID」を活用した行政サービスの利便性向上も検討しています。

xIDと連携協定を結んでいる自治体

  • 静岡県御前崎市

  • 千葉県木更津市

  • 静岡県焼津市

さいごに

xID導入自治体の記事はいかがでしたでしょうか。
xIDの活用事例やユースケース、マイナンバーカードを活用した行政DXについてより深く知りたい自治体職員の方はぜひ下記よりお問い合わせください。

担当者が丁寧にご対応させていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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