ロゴデザインのリニューアルの背景と目的

2022年9月にリリースされた、自治体向けの郵送DXサービス「SmartPOST」。
xID（クロスアイディ））が提供するデジタルID「xIDアプリ」と連携して、自治体からの「大切なお知らせ」をスマホへ届けることができる「SmartPOST」は、これまでにないサービスとして全国のさまざまな自治体で導入され、現在無償トライアル申込み自治体数は、250自治体（2023年5月9日時点）を突破しています。
「SmartPOST」はリリース当初より「xIDアプリ」の中に閉ざしたサービスではなく、今後様々なサービスにも連携されていくことを想定して作られたサービスです。しかし、リリース時はxIDが提供するサービスであることを認知してもらうために、xIDのコーポレートのロゴと連結したデザインで作成されました。
サービスリリースより一定の時間が経ち、多くの自治体に導入いただいたことで「SmartPOST」がxIDの提供するサービスであるという認知がある程度広まったこと、そしてサービス内容がより際立つブランドイメージを強化するため、2023年6月29日よりロゴデザインのリニューアルを行うことといたしました。

新しいロゴデザインに込めた想い

ロゴデザインのリニューアルで最も重要視したのが「SmartPOST」というサービスがどういったものなのか、瞬時に認識できるデザインを作成することでした。 そこで、「郵送DX」というキーワードに重点を置き、自治体から住民へ迅速かつ安全にメッセージを受信できるサービスということが直感的に理解できるロゴを目指しました。

サービスの中心となる「郵送」をイメージした「ポスト」と「P」の文字をシームレスに統合し、ポスト部分のデザインは過度に鋭いエッジを避けることで、現代的でエレガントなデザインをイメージしました。さらに、魅力的な形状を確保するために、バランスと調和の数学的原理である黄金比率を採用し、ロゴデザインが完成しました。

それぞれのカラーが持つメッセージ

「SmartPOST」のロゴのカラーは、それぞれ、住民（Yellow）自治体（Blue）「SmartPOST」（Green）を表しています。

住民を表すYellowは「SmartPOST」の導入により、住民の郵送物受け取りの手間の削減や一人ひとりに最適化された郵送情報を受け取れることで得られる“住民の幸福”を、自治体を表すBlueは今後さらに加速するであろう”自治体のデジタル化”をイメージしています。
そして、”住民の幸福”と“自治体のデジタル化”をつなげる役割を持つ「SmartPOST」を両者の色が混ざり合ってできるGreenで表現しています。 さらに、自治体の郵送DXが進むことにより、これまで使用されていた紙の使用量の削減（ペーパーレス）や配送時に排出されるCO2が削減される（脱炭素）ことから、『SmartPOST』を表すGreenには、“ecology”の意味も込められています。
また本デザインにはカラーユニバーサルデザイン(※1)の原則を取り入れており、誰でもロゴが簡単に認識・区別できるように作成しております。
※1：東京都カラーユニバーサルデザインガイドライン https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kiban/machizukuri/kanren/color.files/colorudguideline.pdf

「SmartPOST」の機能リニューアルについて

ロゴデザインのリニューアルとともに「SmartPOST」の管理画面に、自治体職員の利便性向上を目的として、統計や分析に活用できる以下の機能を追加し、かつデザインのリニューアルを行いました。
デザインのリニューアルには「SmartPOST」を利用される自治体職員の皆さまが視覚的に「楽しい」と思っていただけるようなデザインを多く採用しております。

【アップデート内容】
⚫︎ステータスグラフとヒストリーの追加
⚫︎開封状況や開封日時の見える化
⚫︎プッシュ通知履歴情報の見える化

上記のアップデートにより、配信時間や通知タイトルなど住民通知の改善が容易になり、分析した情報から再通知も行えます。住民は、自治体からの大切なお知らせを見逃すことが減り、適切な情報を早く受け取ることができるため、満足度が向上します。

まとめ

ロゴデザインのリニューアルとともに「SmartPOST」が郵送DXの未来をつくる存在として、自治体の郵送業務の革新を起こせるよう、これからも利便性の向上に取り組んでまいります。

「SmartPOST」について

「SmartPOST」は、デジタルID「xIDアプリ」と連携した、自治体向けの郵送DXサービスです。自治体は、既存の郵送業務フローを大きく変更することなく、紙とデジタルの送り分けが可能になり、郵送コスト削減にもつながります。また電子申請や施設予約といった電子行政サービスを、「SmartPOST」を用いて確実に住民に案内することができ、住民とのやりとりを一気通貫でデジタル化できます。 住民は自治体からの情報をスマホで受け取れるため、閲覧・保管・管理の利便性が向上します。またマイナンバーカードと連携したxIDアプリを使用するため、自分だけに必要なカスタマイズされた情報を受け取ることも可能です。
サービスサイト：https://xid.inc/smartpost/